ロングセラーであるパナソニックの衣類乾燥機NH-D603-Wは、大容量なのに省スペースで、水とエネルギーを節約し、ノイズ低減も可能にしているので、非常に使いやすい小品質な乾燥機ですが、乾燥機の電気代が気になり、購入をためらっている人も多いでしょう。
ここでは、電気代を詳しく説明するとともに、その節約方法も紹介します。
洗濯量別の電気代
パナソニックの衣類乾燥機NH-D603-Wの電気代の目安は、以下のようになります。
標準(強)で6kgの洗濯物を乾燥させると、1回あたり約135.1円、月30日だと約4,053円くらいの電気代になります。
弱で6kgの洗濯物を乾燥させると、1回あたり約90.1円、月30日だと約2,703円くらいの電気代になります。
標準(強)で3kgの洗濯物を乾燥させると、1回あたり約67.6円、月30日だと約2,028円くらいの電気代になります。
弱で3kgの洗濯物を乾燥させると、1回あたり約45.1円、月30日だと約1,353円くらいの電気代になります。
乾燥設定 | 洗濯物の重さ | 1回あたりの電気代 (円) | 月の電気代 (30日) (円) |
---|---|---|---|
標準(強) | 6kg | 135.1 | 4,053 |
弱 | 6kg | 90.1 | 2,703 |
標準(強) | 3kg | 67.6 | 2,028 |
弱 | 3kg | 45.1 | 1,353 |
夜間使えば電気代を安くできる!
昼間使った場合と夜間使った場合の電気代の違いは、電力会社やプランによって異なりますが、一般的には夜間の方が電気代が安くなる場合が多いです。
例えば、東京電力エナジーパートナーの「ずっとも電気1」プランでは、昼間(7時~23時)は1kWhあたり23.67円、夜間(23時~7時)は1kWhあたり12.57円です。
この場合、標準(強)で6kgの洗濯物を乾燥させると、昼間だと約135.1円、夜間だと約71.7円になります。
つまり、
- 昼間(7時〜23時)で6kgの洗濯物を乾燥させる場合: 6kg x 135.1円/kg = 810.6円
- 夜間(23時〜7時)で6kgの洗濯物を乾燥させる場合: 6kg x 71.7円/kg = 430.2円
したがって、昼間と夜間で洗濯物を乾燥させる場合、電気代の差は約 810.6円 – 430.2円 = 380.4円となります。夜間に乾燥させる方が約380.4円節約できることになります。
夜間使うことで一ヶ月380円、一年で4560円の差!
ただし、電力会社やプランによって料金が異なるため、具体的な差異は異なる可能性があります。また、夜間の電気使用がピーク時でないために割引が適用される場合があるため、プランや使用状況に応じて夜間の利用が経済的になることがあります。
工夫次第でもっと電気代を安くできる
電気代を節約するには、以下の方法がおすすめです。
- 洗濯物をよく脱水してから乾燥させる。脱水時間が長いほど乾燥時間が短くなります。
- 乾燥コースは必要最低限にする。強ではなく弱で十分な場合もあります。
- 夜間や深夜に乾燥させる。電気代が安い時間帯を利用すると節約できます。
- 除菌コースは必要なときだけ使う。除菌コースは温度が高くなるため、電気代も高くなります。
- 定期的にフィルターを掃除する。フィルターが汚れていると風量が低下し、乾燥効率が悪くなります。
まとめ
乾燥機は、洗濯物を干す手間と時間を節約してくれるので、非常に便利である一方、どうしても電気代が余分にかかってしまうことは避けられません。
しかしその電気代も、最小限に抑える工夫がいくつかありますので、この記事を参考に、上手に使ってやすい電気代で乾燥機を便利に利用してください。